ハンセン病と偏見差別

共同通信ニュース用語解説 「ハンセン病と偏見差別」の解説

ハンセン病と偏見差別

「らい菌」による感染症。感染力が弱く、非常にうつりにくい。治療法がない時代には、体の一部の変形といった後遺症が出ることがあった。戦前から戦後にかけて官民強制隔離を推進する「無らい県運動」が展開された。熊本地裁での違憲判決確定後の2003年にも、熊本県の温泉で宿泊拒否が発生。19年施行の元患者の家族に対する補償法は国の対象推計約2万4千人に対し、請求受付件数は約7千件(今年4月)にとどまる。新型コロナウイルス禍での感染者らへの偏見差別について、過去を重ねて懸念を持つ関係者は多い。

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