バチェラー邸跡(読み)ばちえらーていあと

日本歴史地名大系 「バチェラー邸跡」の解説

バチェラー邸跡
ばちえらーていあと

[現在地名]中央区北三条西七丁目

イギリス聖公会宣教師ジョン・バチェラーの邸宅。明治三一年(一八九八)に建設された自宅(洋風木造二階建)。バチェラー(自署は「バチラー」)は明治一〇年に来道し、函館や札幌に住んでアイヌへの伝道活動に励んだ。大正一一年(一九二二)ここに冬期学校を開設、同一二年アイヌ保護学園とし、同一三年には同学園の寄宿舎を建設している。昭和一六年(一九四一)にバチェラーが帰国すると財団法人バチラー学園が管理、同二八年に北海道に譲渡された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android