イタリア北西部の自治州。面積3262平方キロメートル、人口11万9356(2001国勢調査速報値)。アオスタ県のみで構成され、イタリアでもっとも小さい州。州都はアオスタ。アルプス山脈の最高峰モンブラン(4808メートル)、モンテ・ローザ(4634メートル)、グラン・パラディーゾ(4061メートル)などの高峰に囲まれ、中央をドーラ・バルテア川が流れる。鉱工業としては、アオスタの製鉄業、シャティヨンの化学工業、ラ・テュイルにおける無煙炭の採掘、コーニェでの鉄鉱石の産出などがある。また20世紀初頭以降の水力発電、第二次世界大戦後に本格的な発展をみた観光業も、今日の地域経済を支える重要な要素となっている。グラン・サン・ベルナール峠を通じてスイスに、プチ・サン・ベルナール峠を通じてフランスに通じる交通上の要地でもある。住民の多くはいまなおフランス語を用いている。1948年2月の特別条例により自治州となった。
[堺 憲一]
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