バナジウムスズ黄(読み)ばなじうむすずき(その他表記)vanadium-tin yellow

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バナジウムスズ黄」の意味・わかりやすい解説

バナジウムスズ黄
ばなじうむすずき
vanadium-tin yellow

セラミック顔料一つで高価である。酸化スズ(Ⅳ)SnO2バナジウムの固溶した黄色顔料。SnO2にバナジン酸アンモニウムNH4VO3あるいは酸化バナジウム(Ⅴ)V2O5を少量配合し、1300℃の焼成で得られる。種々のタイプの釉(ゆう)に使用できる。少量の酸化チタン(Ⅳ)(二酸化チタン)TiO2を添加し、色調を調節することがある。

大塚 淳]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む