バビシヤ・プラーナ(その他表記)Bhaviṣya(t)-Purāṇa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バビシヤ・プラーナ」の意味・わかりやすい解説

バビシヤ・プラーナ
Bhaviṣya(t)-Purāṇa

ヒンドゥー教の重要な聖典である 18の大プラーナ一つ。成立年代未詳。『アーパスタンバ・ダルマ・スートラ』がこのプラーナの文を引用しているということにより,きわめて古いプラーナと考える学者もあるが,実際には,太陽信仰などの要素をも含んだ,比較的新しい文献であるとみなされている。これの付属文献的なものに『バビシヨッタラ・プラーナ』 Bhaviṣyottara-Purāṇaがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android