ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バム鉄道」の意味・わかりやすい解説 バム鉄道バムてつどうBaikalo-Amurskaya Magistral'; BAM ロシア東部,シベリアと極東部を通る鉄道新線で,第2シベリア鉄道ともいう。東シベリア南部,イルクーツク州のタイシェトからレナ川上流部沿岸のウスチクートまでシベリア横断鉄道の支線が延びているが,バム鉄道はそこからバイカル湖の北を通りチャラ,トゥインダ,ウルガルを経てアムール川下流のコムソモーリスクナアムーレに達する全長約 3200kmの鉄道をさす。 1974年着工され,84年 10月に全線が開通したが,数多くの山脈,大河川,永久凍土帯などを通るため,建設工事は難航をきわめた。この鉄道の敷設によりシベリアの中部地帯の資源開発が進み,ロシア東部開発の大動脈となることが期待されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by