ばら油(読み)バラユ

化学辞典 第2版 「ばら油」の解説

ばら油
バラユ
rose oil

ローズ油ともいう.イバラ科Rosa damascena Mill.(Rosa centifolia M.)などの花を水蒸気蒸留すると得られる芳香油.主成分はシトロネロールおよびゲラニオールで,ほかフェネチルアルコールネロールなどを含む.0.849~1.862.1.452~1.466.香水,せっけんの香料などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のばら油の言及

【バラ(薔薇)】より

…また,日当り,通風などの環境をよくし,過湿にならないよう注意すること,発病前に定期的に薬剤散布を行い,予防につとめるのがよい。【平林 浩】
[香料としてのバラ]
 バラはヨーロッパで香料としても古くから貴ばれ,テオフラストスの《植物誌》や大プリニウスの《博物誌》には,バラ水rose waterやバラ油rose oilの記述がある。バラ水とは半開のバラの花を蒸留し,この蒸気を冷やして凝縮したものである。…

※「ばら油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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