バリウム化合物(読み)バリウムカゴウブツ

化学辞典 第2版 「バリウム化合物」の解説

バリウム化合物
バリウムカゴウブツ
barium compound

安定な化合物中では,バリウムはつねに酸化数2をとり,一般に無色のイオン性結晶をつくる.天然には,硫酸塩(重晶石)および炭酸塩(毒重石)として産出する.ハロゲン化物,硝酸塩,水酸化バリウムは水に可溶.水に可溶性の塩でも,潮解性や吸湿性はない(カルシウム塩との相違).炭酸塩,硫酸塩,クロム酸塩,シュウ酸塩などは水に難溶もしくは不溶.硫酸バリウム以外は酸に溶ける.硫酸バリウムは臓器のX線撮影の際の造影剤として用いられるが,Ba2+は有毒であるので,硫酸バリウム以外は体内に取り込まないように注意する.炭酸バリウムやフッ化バリウムは特殊ガラスの製造,ほうろうに用いられるほか,チタン酸バリウムBaTiO3セラミックコンデンサーに,酸化バリウムBaOは水の吸収剤に,過酸化バリウムBaO2は漂白剤に,硝酸バリウムBa(NO3)2は花火などに用いられる.その他,バリウム塩は合金,電子材料,磁性体などの製造原料に用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む