バルサック(その他表記)André Barsacq

改訂新版 世界大百科事典 「バルサック」の意味・わかりやすい解説

バルサック
André Barsacq
生没年:1909-73

フランスの演出家,舞台装置家。クリミア生れだが,ロシア革命後フランスに移住。デュラン演出の《ボルポーネ》(1928)の舞台装置で注目される。のち劇団を結成し,劇作家ジャン・アヌイの《泥棒たちの舞踏会》(1938)をみずから演出,成功を収める。1940年以来アトリエ座の支配人としても手腕を発揮し,多くのアヌイの作品のほか,マルセル・エーメの《他人の首》(1952),サガンの《スウェーデンの城》(1960)などの初演の演出もする。ドストエフスキー原作《白痴》の翻案・演出(1966)は戦後演劇の秀作の一つ。
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関連語 伊藤

世界大百科事典(旧版)内のバルサックの言及

【ネストリウス派】より

…そのためカルケドン派教会から異端とされた。初期の有能な指導者バル・サウマーは,ローマ帝国の弾圧を逃れて,5世紀中葉にシリアのエデッサからペルシア領ニシビスに達し,ここに神学校を設けて拠点とした。バル・サウマーはペーローズ王の厚遇を得て,ネストリウス派をペルシアにおける支配的キリスト教派となし,ベート・ラパト会議(484)で公式にネストリウス主義が受けいれられることになった。…

※「バルサック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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