ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エーメ」の意味・わかりやすい解説
エーメ
Aimée, Anouk
[没]2024.6.18. パリ
アヌーク・エーメ。フランスの俳優。本名 Françoise Sorya Dreyfus。フェデリコ・フェリーニ,ジャック・ドゥミ,ベルナルド・ベルトルッチ,ロバート・アルトマン,クロード・ルルーシュら名だたる映画監督と仕事をし,国際的に活躍した。
俳優を両親にもち,14歳で映画『密会』La Maison sous la mer(1946)に「アヌーク」役で出演し,そのまま芸名となる。ジャック・プレベールが脚本を手がけた『火の接吻』Les Amants de Vérone(1949)のジュリエット役で印象を残し,フェリーニ監督の『甘い生活』La dolce vita(1960)と『8 1/2』Otto e mezzo(1963)で高く評価された。ルルーシュ監督の『男と女』Un Homme et une femme(1966)で演じた悲劇的な過去をもつ女性役で最も知られるようになり,ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得し,アカデミー賞にもノミネートされた。マルコ・ベロッキオ監督の『虚空への跳躍』Salto nel vuoto(1980)ではカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した。そのほかの代表作に『黄金の龍』Golden Salamander(1950),『モンパルナスの灯』Les amants de Montparnasse(1958),『ローラ』Lola(1960),『男と女II』Un Homme et une femme, vingt ans déjà(1986)。2002年セザール賞名誉賞,2003年ベルリン国際映画祭金熊名誉賞などを受賞。
エーメ
Aymé, Marcel
[没]1967.10.14. パリ
フランスの小説家,劇作家。若い頃からジャーナリストなど各種の職業に従事。処女作『ブリュールボア』 Brûlebois (1927) を経て,地方生活を皮肉で軽快なタッチで描いた『緑の牝馬』 La Jument verte (33) で一躍名声を得,以後,機知に富む詩情豊かな小説や戯曲を多数発表,中堅作家の一人に数えられた。手法は伝統的,写実主義的である。戯曲『クレランバール』 Clérambard (50) ,『月の小鳥たち』 Les Oiseaux de lune (56) ,小説『壁抜け男』 Le Passe-Muraille (42) ,『ウラノス』 Uranus (48) など。『鬼ごっこ物語』 Les Contes du chat perché (34~58) は児童文学の名作。
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