バルトネラ症(読み)ばるとねらしょうかりおんびょう(その他表記)Bartonellosis

家庭医学館 「バルトネラ症」の解説

ばるとねらしょうかりおんびょう【バルトネラ症(カリオン病) Bartonellosis】

[どんな病気か]
 細菌とリケッチアの中間に位置する、バルトネラという微生物の感染でおこる病気です。
 砂バエの一種に刺されたり、かまれたりして感染します。
 南米ペルーエクアドルコロンビアだけに存在する病気です。
[症状]
 病型が、2つあります。1つは、発熱貧血(ひんけつ)が主症状で、マラリア腸チフスのような経過をとり、死亡率の高い病型で、オロヤ熱といいます。
 もう1つは、粟粒大(あわつぶだい)からえんどう豆大の丘疹(きゅうしん)(結節(けっせつ))ができる病型で、ペルーいぼ病といい、軽症です。
 ペルーいぼ病は、オロヤ熱にひきつづいておこることもありますし、単独でおこることもあります。
[治療]
 テトラサイクリンなどの抗生物質やアンチモン製剤が有効です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む