バレル・オルガン(その他表記)barrel organ

翻訳|barrel organ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バレル・オルガン」の意味・わかりやすい解説

バレル・オルガン
barrel organ

楽器一種自動装置により,奏者なしで特定楽曲を演奏するオルガン。木の円筒に長さの違う金属製のつぼ釘が打ってあり,ハンドルを回すと釘がオルガンのレバーを上げ,管に風を送ってメロディー和音を奏する楽器で,18世紀後半から 19世紀にかけて多く使われた。特に 1830年頃には,宗教音楽と娯楽用の替えバレルのついた家庭用のキャビネット型が普及した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android