バンサワン(その他表記)Bangsawan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンサワン」の意味・わかりやすい解説

バンサワン
Bangsawan

マレーシアの民衆劇。カルカッタからイスラム教徒のインド人が持込んだ民衆劇ジャートラが起源といわれる。 1920年代に全盛をきわめ,シンガポール,スマトラ島,ボルネオ島,ジャワ島,スンダ諸島にまで興行が及んだ。流行歌や民族舞踊を取入れた,台本に基づく話劇で,物語はアラブ文学中の一挿話が多いが,マレーの歴史物語や現代生活を扱った話なども上演される。最近では即興劇も多い。舞台は簡素な仮設で,背景には場面を描いた布を使う。伴奏楽器として古くからの太鼓をはじめギター,バイオリンサクソフォーンなどが用いられ,バラエティーショーに近い。

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世界大百科事典(旧版)内のバンサワンの言及

【マレーシア】より

…(2)ワヤン。(3)バンサワン インドに由来する音楽喜劇。(4)マヨン タイに由来する宗教的な音楽劇。…

※「バンサワン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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