仮設(読み)カセツ

デジタル大辞泉の解説

か‐せつ【仮設】

[名](スル)
必要に応じて仮に設けること。「災害地に宿泊所を仮設する」「仮設舞台」
現実とは別に、頭の中で考えること。また、その内容。
「これは純一が自分で自分を弄んでいる―の問題である」〈鴎外青年
仮定2」に同じ。

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世界大百科事典 第2版の解説

かせつ【仮設 hypothesis】

数学用語。〈xが0でない実数ならばx2は正の数である〉というような〈AならばB〉の形の数学的定理(または命題)において,Aの部分,上の例では〈xは0でない実数である〉をこの定理の仮定または仮設という。Bの部分,上の例では〈x2正の数である〉をこの定理の結論または終結conclusionという。換言すれば,定理の前提条件が仮設(仮定)であり,結論部分が終結(結論)である。【永田 雅宜】

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大辞林 第三版の解説

かせつ【仮設】

( 名 ) スル
ある期間だけ臨時に設置すること。 「海岸に救護所を-する」 「 -テント」
想像によって物・場面などを作り出してみること。 「小説の主人公は…作者の意匠に成たる虚空-の人物なるのみ/小説神髄 逍遥
〘数〙 「仮定かてい」に同じ。 〔哲学字彙〕

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世界大百科事典内の仮設の言及

【仮説】より

…事象や法則について説明するために仮に設定された説のこと。しかし仮説は,それまで知られていなかった事象や法則をも説明できるとわかれば,一般には,それは確かなものとみなされるようになり,〈法則〉とか〈理論〉と言われるようになる。したがって仮説とは,十分に確かめられる前の法則ないしは理論の姿である,とも言える。しかし,いかに十分に確かめられた法則や理論も,いつかはそれらでは説明しきれない事象や法則に遭遇して反証されてしまい,新しい理論にとって代わられる可能性がある。…

※「仮設」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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