日本大百科全書(ニッポニカ) 「パウルセン」の意味・わかりやすい解説 パウルセンぱうるせんValdemar Poulsen(1869―1942) デンマークの電気技術者。コペンハーゲン大学に学んだ。1893年コペンハーゲン電話会社に技術者として入社。1898年ピアノ線を用いて実用的な最初の磁気録音機テレグラフォンを開発、1900年パリ万国博覧会でグランプリを受賞。また、直流バイアス法による増幅も試みた。1903年には音声通信を可能にする100万ヘルツの高周波、非減衰振動が得られるパウルセン・アークを開発、これは1920年までに800以上の無線局に設置された。1914年デンマーク科学アカデミー会員となった。[高橋智子][参照項目] | 磁気テープ | 磁気録音 | テープレコーダー 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例