出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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磁性媒体に音声やオーディオ信号を記録する方法とその応用。磁気記録の応用分野の一つ。1898年デンマークのV・パウルセンが鋼線(ピアノ線)を記録媒体に用いた最初の磁気録音機(テレグラフォン)を開発し、以後、記録媒体がテープにかわったり、アナログ録音がデジタル録音にかわったりする進展があったが、長い間、録音は磁気記録の主要な地位を占めていた。現在では、磁気記録は画像やさまざまなデータの記録に使われるが、磁気録音が独立した技術分野として扱われているのは、長年の実績が評価されてのことである。磁気録音を含む「磁気記録」全般、および磁気録音・再生装置としての「テープレコーダー」の詳細については、それぞれの項目を参照されたい。
[吉川昭吉郎]
…音楽産業は主として後者によって成立している。 現在実用されている録音の方法は,磁気録音,円盤録音,光学録音の三つに大別される。(1)磁気録音 一般の録音機に用いられているようにテープの走行方向に磁化を与える長手方向磁化longitudinal magnetizationと,磁気テープの長さ方向と厚み方向に垂直な方向に磁化を行う幅方向磁化transverse magnetizationがある。…
※「磁気録音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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