改訂新版 世界大百科事典 「パクセ」の意味・わかりやすい解説 パクセPakse ラオス南部,メコン川中流左岸の商業都市。メコン川と支流のセドン川の合流点に位置する。人口4万7000(1995)。河川交通,陸上交通の要衝で,東はボロベン高原へ通じ,西はタイのウボンラーチャターニーへ至る。また公道13号線で北はビエンチャンとつながり,南はカンボジアのクラティエへ通じる。市内中心街の商店はほとんどが華僑系である。水田地帯が続く広大な河谷平野とボロベン高原のプランテーション農業を背後に控え,農産物の集散地である。かつてはタイのウボンラーチャターニーとの結びつきが強かった。執筆者:石沢 良昭 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by