ぱちつかせる(読み)パチツカセル

デジタル大辞泉 「ぱちつかせる」の意味・読み・例文・類語

ぱち‐つか・せる

[動サ下一]
ぱちぱちと音をたてる。
扇子を―・せて」〈漱石坊っちゃん
しきりにまばたきする。「びっくりして目を―・せる」
[類語]まばたくまたたまじろぐしばたたくぱちくりしょぼしょぼ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぱちつかせる」の意味・読み・例文・類語

ぱちつか・せる

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
  2. ぱちぱちと音をたてる。
    1. [初出の実例]「べらべらした透綾の羽織を着て、局子をぱちつかせて」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉二)
  3. 目をぱちぱちさせる。目をいそがしく開いたり閉じたりする。
    1. [初出の実例]「眼をぱちつかせて膝押進め」(出典:当世文学通(1889)〈内田魯庵〉)

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