デジタル大辞泉
「瞬く」の意味・読み・例文・類語
め‐たた・く【▽瞬く/目×叩く】
[動カ四]まばたきをする。またたく。
「八蔵が首打ち落とせし早業は―・く間の稲妻なり」〈浄・丹波与作〉
しば‐た・く【▽瞬く】
[動カ五(四)]「しばたたく」の音変化。「目を―・く」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ま‐たた・く【瞬】
- 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「目(ま)叩(たた)く」の意。古くは「まだたく」とも )
- ① 上下の瞼(まぶた)をしばしば開いたり閉じたりする。まばたきをする。まじろぐ。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
- ② 灯火や星などが消えそうに明滅する。光がちらちらする。
- [初出の実例]「火はほのかにまたたきて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
- ③ ( 灯火の消えそうにまたたくさまから ) どうやら生き長らえている。
- [初出の実例]「よみぢのほだしに持てわづらひ聞こえてなむまたたき侍る」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
ま‐ばた・く【瞬】
- 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
- ① 上下のまぶたをぱちぱちと開閉する。めばたく。またたく。
- [初出の実例]「電気作用のやうにぴりぴりと瞬(マバタ)く癖がある其の眼で」(出典:搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉くつしたの穴)
- ② 星や灯火などの光が明滅する。またたく。
- [初出の実例]「その都会の夜景が、全体きらきらとまばたく燈火にイルミネートされて」(出典:星を造る人(1922)〈稲垣足穂〉)
め‐たた・く【瞬・目叩】
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 まばたきをする。またたく。
- [初出の実例]「とびかかって八蔵がくびうちおとせしはやわざはめたたく間のいなづまなり」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)
め‐まじろ・く【瞬】
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 後世は「めまじろぐ」とも ) まばたきをする。また、目で合図をする。目くばせする。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
しば‐た・く【屡叩・瞬】
- 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 「しばたたく(屡叩)」の変化した語。「目をしばたく」
め‐ばた・く【瞬】
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 まばたきをする。またたく。まばたく。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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