透綾(読み)スキアヤ

大辞林 第三版の解説

すきあや【透綾】

すきや【透綾】

〔「すきあや」の転〕
非常に薄い絹縮。新潟県十日町で創製され、経たて糸に生糸、緯よこ糸に苧麻ちよま糸を用いた。明治以降、種々の織り方がある。さらりと肌ざわりがよく、夏の婦人着尺とする。

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精選版 日本国語大辞典の解説

すき‐あや【透綾】

※現代青年処女の作法(1924)〈玉井広平〉「地質は絽或は絽縮緬其他縮(ちぢみ)・晒(さらし)・透綾(スキアヤ)又は綿織等」

すきや【透綾】

〘名〙 (「すきあや」の変化した語) 絹織物の一種。経(たていと)に絹糸、緯(よこいと)に苧麻(ちょま)を用いて製織したが、現在は経緯ともに生糸を用い、また、配色のために半練糸や練糸をも混用。透けるように薄く、夏の衣服に用いられる。江戸末期に越後(新潟県)の十日町村(十日町市)でつくられ、平透綾、縮緬透綾、風通透綾、より透綾、透綾明石、透綾経綸などの種類がある。絹上布(きぬじょうふ)
※滑稽本・八笑人(1820‐49)五「縞数寄屋(スキヤ)のかたびらに、鼠繻珍(ねずみしゅちん)の金糸にて、立涌(たてわく)を縫はせたる帯」

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