最新 地学事典 「パリノモルフ」の解説
パリノモルフ
palynomorph
バイオポリマーから構成される細胞壁や細胞膜を備え,起原となった生物の形態的特性を残している微小遺骸や微化石。生物分類群ではさまざまなタクサに属する。代表的でかつ研究の進んでいるタクサとして,植物界ではシダ植物の胞子や種子植物の花粉など,原生生物界では渦鞭毛藻類の休眠性接合子や一部の緑藻類,有孔虫類の内膜,菌界では菌類の子実体や胞子,動物界では線形動物に属する回虫類や鞭虫類の卵などが知られる。その他,所属不明のアクリタークなどもその一員である。Tschudy(1961)命名。
執筆者:松岡 數充
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

