パワーコード

音楽用語ダス 「パワーコード」の解説

パワーコード

(1)3度抜きの和音。Cのパワーコードの構成音は、C本来の“ドミソ”から3度のミを抜いた“ドソ”となる。本来のコード・ネーム表記ではomit3(オミット3……3度抜き)となる。(2)パワーコードという表現が登場したのは、おそらく1980年代になってからのことである。ロック系のギタリストは、ギターの4弦5弦6弦を下からルート/5度/(オクターブ上の)ルートという3度抜きのフォームで演奏すること多かったため、必要に迫られて「パワーコード」というネーミングが生まれたのであろう。(3)3度を抜くことにより、長調短調区別が付かなくなって5度・オクターブという完全音程の持つ力強い響きが生まれる。ロックにはもってこいのコード・サウンドとなる。演奏的には、♪ジャジャジャジャ……という8分の刻み、♪ジャ~~ンという全音符白玉)のコード・プレイがメインとなる。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

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