パンケ山(読み)ぱんけさん

日本歴史地名大系 「パンケ山」の解説

パンケ山
ぱんけさん

上川支庁中川郡中川町と宗谷支庁枝幸えさし中頓別なかとんべつ町の境にある山。標高六三一・八メートル。天塩山地北部に位置し、南のペンケ山(七一六・三メートル)とともに中生代の変成岩帯からなる南北方向の山系に属する。山名のパンケは川下の意で、当山を水源とする河川にハンケナエがある(蝦夷巡覧筆記)。対となるペンケ山は川上の山という意であるが、同山とともに利尻りしり山誕生にまつわるアイヌの伝説がある。「闢幽日記」にバンゲナイ、「ベンゲナヰ、バンゲナヰの諸山」などとみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む