ヒシンゲライト

最新 地学事典 「ヒシンゲライト」の解説

ヒシンゲライト

hisingerite

オーストラリア,Broken Hill鉱山産の最も詳しく調べられたものの化学組成式の一例は(Fe3+, Mn2+)7Si8O25・16H2Oに近い鉱物だが,IMAリストではFe2Si2O5(OH)4・2H2Oの化学式が採用されている。少量のCO2を含む。X線的・光学的に非晶質。褐色,ガラス光沢。硬度3~3.5,比重3内外。屈折率は大幅に変化し,1.45~1.66という値が与えられているが,化学的に確認されたものについて得られた数値ではない。ノントロン石の非結晶質相に相当するという見解もある。加藤昭の見解では,Fe2+を主成分として生成されたノントロン石のFe2+Hによる部分置換体に相当すべきもので,この形では結晶質であるが,空気中で直ちに酸化してFe3+が生成されると結晶度を失い,生成物はノントロン石同様のものとなる。キャンビアイトとよばれていたものはヒシンゲライトに統一。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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