最新 地学事典
「ヒストリーマッチング」の解説
ヒストリーマッチング
history matching
数値モデルによる解析結果が過去の貯留層挙動と整合するよう浸透率などのパラメータ値を調整する作業。シミュレーション解析の予測精度向上のために行われる。例えば過去10年間の挙動を忠実に再現できる数値モデルによる予測は,10年程度(場合によってはそれ以上の期間)は信頼できると考えられている。浸透率などのパラメータ値は試行錯誤的に調整することも可能だが,事前に解析的な検討を行って可能性のある範囲を考えておくと,地学的に誤りの少ない結果になる可能性が高い。
執筆者:花野 峰行
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内のヒストリーマッチングの言及
【油層】より
…油層シミュレーションの主要目的は種々の油層開発法における油の採収レートを予測し,そのなかで最適な生産計画を策定することであるが,そのための第一歩は,入手しうる最良のデータを用いて油層の挙動を計算し,この計算結果と実際の生産結果とを比較する。これをヒストリー・マッチングといい,良いマッチング結果が得られるまで種々のデータを変えることによって計算を繰り返す。これによって最も適切なモデルが確認されたら,これを使って分割された期間(タイム・ステップ)ごとに将来の生産予測を行う。…
※「ヒストリーマッチング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 