ヒッラ(その他表記)al-Hillah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒッラ」の意味・わかりやすい解説

ヒッラ
al-Hillah

イラク中央部,バービル県の県都。バグダードの南約 100m,ユーフラテスの分流ヒッラ川に面する。沖積低地にあり,砂漠気候。付近にはバビロンボルシッパキシュなどの古代遺跡が点在する。アッバース朝以来,ユーフラテス川の渡河地点として栄え,特に 12世紀初めに同川をまたぐ船橋の完成後,河港兼商業都市として発展した。 1913年のヒンディヤ堰堤の完工後,周辺は有数の農業地帯となり,小麦大麦,米,ナツメヤシなどの農産物を集散する。バグダード-バスラ間の鉄道,幹線道路が通る。人口 21万 5249 (1985推計) 。

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