化学辞典 第2版 「ヒドノカルピン酸」の解説
ヒドノカルピン酸
ヒドノカルピンサン
hydnocarpic acid
11-(2-cyclopenten-1-yl)undecanoic acid.C16H28O2(252.38).中国医薬でハンセン病の治療に用いる大風子(Hydnocarpus anthelminticaの種子)に,グリセリドとして含まれている.(+)-ヒドノカルピン酸は融点59~60 ℃.+68°(クロロホルム).クロロホルムに易溶,エタノール,エーテルに難溶,水に不溶.らい菌に対し,阻止作用を示す.[CAS 495-67-6]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報