最新 地学事典 「ヒメスナホリムシの生痕」の解説
ヒメスナホリムシのせいこん
ヒメスナホリムシの生痕
burrows of Excirolana chiltoni
潮間帯に生息する等脚目の小型甲殻類のヒメスナホリムシ(Excirolana chiltoni)の生痕(移動痕)化石として,菊地隆男(1972)が記述した白斑状の生痕。潮間帯,特に海浜(前浜)の示相化石として各地の第四系から報告される。奈良正和(1994)は産状を再検討し,この生痕が移動痕ではなく,堆積物を選択的に摂食する蠕虫類の排泄痕であるとし,生痕をH.E.Clifton et al.(1978)が命名したMacaronichnus segregatisと同定した。参考文献:奈良正和(1994) 化石,56号:9
執筆者:増田 富士雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

