生痕(読み)セイコン(その他表記)lebenspur

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岩石学辞典 「生痕」の解説

生痕

生物が移動した跡(track),生物が作った穴(burrow),捕食排泄など食性についての痕跡(feeding mark)など,古生物が生活したことを示す痕跡.痕跡化石(trace fossil)ということもある[木村ほか : 1973].bioglyphともいう[Abel : 1912].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生痕」の意味・わかりやすい解説

生痕
せいこん
trace fossil

痕跡化石ともいう。生物の生命現象,生活現象として堆積物に残されている化石。たとえば,足跡,尾を引きずった跡,はった跡,穿孔 (穿孔貝などが岩や木片にあけた孔,肉食貝が他の貝殻にあけた孔など) ,巣,巣穴,排泄物など。恐竜鳥類などのもっていた胃石も生痕である。

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