ヒルデベンヤミン(その他表記)Hilde Benjamin

20世紀西洋人名事典 「ヒルデベンヤミン」の解説

ヒルデ ベンヤミン
Hilde Benjamin


1902 -
ドイツ政治家
元・東ドイツ司法相。
1922年弁護士となり、’24年共産党に入党、第二次大戦中は女工として労働に従事しながらソ連に情報を送り、戦後’46年社会主義統一党に入党、東ドイツ政府発足と共に司法省人事局長に就任し省内粛清。’49年訪ソ、’50年には最高裁判所副長官を務め、’53年東ドイツ司法相に任ぜられる。夫ベンヤミン博士は’42年強制収容所でナチに殺害される。通称「赤いヒルデ」と呼ばれる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android