20世紀西洋人名事典 「ヒルデベンヤミン」の解説
ヒルデ ベンヤミン
Hilde Benjamin
1902 -
ドイツの政治家。
元・東ドイツ司法相。
1922年弁護士となり、’24年共産党に入党、第二次大戦中は女工として労働に従事しながらソ連に情報を送り、戦後’46年社会主義統一党に入党、東ドイツ政府発足と共に司法省人事局長に就任し省内を粛清。’49年訪ソ、’50年には最高裁判所副長官を務め、’53年東ドイツ司法相に任ぜられる。夫ベンヤミン博士は’42年強制収容所でナチに殺害される。通称「赤いヒルデ」と呼ばれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報