最新 地学事典 「ヒレブランド石」の解説
ヒレブランドせき
ヒレブランド石
hillebrandite
化学組成Ca2(SiO3)(OH)2の鉱物。直方晶系,空間群Cmc21, 格子定数a0.364nm, b1.631, c1.183,単位格子中6分子含む。針~繊維状結晶の放射状集合など。無~白色,ときに緑色を帯びる。半透明で,ガラス光沢。劈開はのびの方向に発達。硬度5.5,比重2.66。薄片では無色,屈折率α1.598~1.605, β1.603~1.61, γ1.607~1.612, 2V(-)~60°,光分散v>r強。接触変成作用を受けた石灰岩中に,珪灰石・スパー石・ゲーレン石・方解石などに伴う。日本では広島県庄原市東城町久代などに知られる。名称は,米国人地球化学者W.F.Hillebrand(1853~1925)にちなむ。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

