普及版 字通 の解説
16画
[字訓] みちびく・うやまう
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は(賓)(ひん)。〔説文〕八上に「くなり」とあり、儀礼の際に主人を佐(たす)けて賓客を世話することをいう。賓の動詞形というべき字で、またその人をいう。〔儀礼、有司徹〕に「尸(かたしろ)を(みちび)かず」とあって、賓を動詞に用いる。字はまた擯に作る。
[訓義]
1. みちびく、たすける、すすめる。
2. うやまう、つつしむ。
3. むくいる。
4. 擯(ひん)と通じ、すてる、のぞく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヤラフ・ハムベリ・ツカヒビト・アフ・ツラヌ・ノブ・イフ 〔字鏡集〕 ツカヒヒト・ミチビク・ツラヌ・ヤラフ・ハムベリ・ツカヒ・ノブ・マフト・クフ・アフ
[語系]
・・殯pienは同声、みなの声義をうける。・殯はもと送葬に関する字である。
[熟語]
賛▶・者▶・従▶・相▶・笑▶・導▶・背▶・畔▶
[下接語]
佐・受・承・上・退・登・旅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報