最新 地学事典 「ビカリエラ」の解説
ビカリエラ
学◆Vicaryella
軟体動物門腹足綱吸腔目キバウミニナ科の絶滅属。殻は中型,多数の螺層からなる高塔形。殻表は小顆粒列をもつか,平滑な螺肋が発達するほか,縫合下に瘤状突起列がある。殻口は外唇が厚くなり,外方に広がり,二重の湾入がある。内唇は厚い滑層が発達している。前溝は短く,軸襞(じくひ)をもつ。ビカリヤと似ているが,より小型で細く,縫合下の突起が低いことや外唇の湾入と軸襞の性質により区別できる。ビカリヤ同様に世界中の熱帯~亜熱帯の始新~中新統から産出する。熱帯~亜熱帯域の汽水生。
執筆者:鈴木 明彦・疋田 吉識
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

