ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビカー高地」の意味・わかりやすい解説 ビカー高地ビカーこうちal-Biqā レバノン中部,レバノン山脈とアンティレバノン山脈の間を北東から南西へ約 120kmの長さに延びる,幅広い高原状の渓谷。北に向ってオロンテス川,南に向ってリーターニー川が流れている。肥沃な地域で,ビカー県の大部分の中核をなし,レバノンの全可耕地のほぼ半分を占めているが,降水に恵まれず,気候もきびしいので,海岸平野ほど集約的に耕作されていない。主要農産物は穀物,果物,野菜である。都市はバールベック,ザハレ,リーヤーク,シュトーラなどがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by