日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビスラニー湾」の意味・わかりやすい解説 ビスラニー湾びすらにーわんZalew Wiślany ポーランド北部からロシア領にかけて位置し、バルト海に臨む潟湖(せきこ)。55キロメートルにわたる細長い砂嘴(さし)によって、北西に広がるグダニスク湾と隔てられる。ドイツ語名フリッシェス・ハーフ。ウィスラ湖ともいう。北東から南西にかけて細長い汽水湖で、長さ90キロメートル、幅6~19キロメートル、面積855平方キロメートル、深さは5メートルに達する。ビスワ川デルタを分流するノガト川が流れ込む。北東端にロシアのカリーニングラード、南西端にポーランドのエルブロングがあり、港湾となっている。漁業が行われる。[三井嘉都夫][参照項目] | グダニスク湾 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例