日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビニルレザークロス」の意味・わかりやすい解説 ビニルレザークロスびにるれざーくろすvinyl leather cloth 一般に可塑剤、安定剤、顔料などを加えた配合物により、基布上に塩化ビニル樹脂を被着させたもの。基布の種類には綾織(あやおり)、平織、両面メリヤス、片面メリヤスがある。樹脂の配合量にもよるが温度変化に弱く、とくに低温時5℃以下になると柔軟性がなくなり性能が劣化する。家庭で使われる日用品のほか、建築内装用として壁クロスや床材などにも使用され、その用途は広い。JIS(ジス)(日本工業規格)にはK6772ビニルクロスがある。[坂田種男][参照項目] | ビニル樹脂 | ポリ塩化ビニル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例