日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビニル樹脂」の意味・わかりやすい解説 ビニル樹脂びにるじゅしvinyl resin ビニル基CH2=CH‐をもった単量体(モノマー)をビニル単量体とよび、これを重合させたものの総称である。ビニル樹脂とよぶのは、塩化ビニルのように、ビニルの名称をもつ重合体(ポリマー)だけをいい、塩化ビニル樹脂とか酢酸ビニル樹脂などがそうである。ビニル基がついていても特有の呼び方をするビニル単量体があり、それらの重合体はビニル樹脂とはいわない。[垣内 弘][参照項目] | ビニル化合物 ビニル樹脂 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビニル樹脂」の意味・わかりやすい解説 ビニル樹脂ビニルじゅしvinyl resin 単量体として,ビニル化合物を重合して得られる樹脂。一般に直鎖状の高分子であって,現在使用されている熱可塑性樹脂の大部分を占めている。特に,ポリエチレン,ポリ塩化ビニル,ポリスチレンの生産量が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報