ビューゲル

デジタル大辞泉 「ビューゲル」の意味・読み・例文・類語

ビューゲル(〈ドイツ〉Bügel)

電車集電装置の一。屋根上の2本の鋼管枠の上部に、架線と接触するすり板を取り付け集電するもの。主に路面電車に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「ビューゲル」の意味・読み・例文・類語

ビューゲル

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Bügel ) 電車の集電装置の一つ。鋼管でつくられた二本の枠(わく)が上部で曲げられ、その間に回転棒式またはすべり式のすり板が装着されている。路面電車に用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のビューゲルの言及

【集電装置】より

…電車,電気機関車,トロリーバスなどの電気車両が,空中に架設した架空電車線(架線),あるいは走行用レールと別に地上に設けた導電レール(第3軌条という)から電気を取り入れるための装置。架空電車線から集電する装置としては,トロリーポール,ビューゲル,パンタグラフなどがあり,また,導電レールから集電する装置としては集電靴がある。日本最初の電車では,架線が複線式であったことと速度も低かったためトロリーポールが用いられた。…

※「ビューゲル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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