精選版 日本国語大辞典 「架線」の意味・読み・例文・類語
か‐せん【架線】
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電気運転に必要な電力を供給するため、軌道上方に架設した電線類の総称。架空電車線方式は架空複線式と架空単線式に大別される。架空複線式は、2条のトロリー線を軌道上方に架設して電気回路を構成する方式で、トロリーバスに採用されている。架空単線式は、軌道上方に架設したトロリー線と走行しているレールで電気回路を構成する方式で、JRではすべてこの架線方式を採用している。架空単線式には、トロリー線を軌道上方一定の高さに保持する方法により、直接吊架(ちょうか)方式、カテナリー吊架方式、剛体吊架方式などに分類できる。
直接吊架方式は、支持物に直接トロリー線を支持するもので、トロリー線の高さを一様にすることが困難なため、構内などの中低速区間に採用されている。カテナリー吊架方式は、トロリー線を吊架線などに一定間隔で支持できるため、トロリー線をほぼ一様の高さに架設しうるので、高速運転に適している。剛体吊架方式は、き電線としての電気性能を有した導電形材(たとえばアルミT形材)にトロリー線を支持する方式で、トンネルなどの断面積を小さくする場合に有利であるが、集電装置による架線の押し上げ(ばね作用)がないため、高速になると、集電性能が悪くなる。この方式は、郊外架空単線式鉄道と相互乗り入れする都市地下鉄などに使用されている。
[藤原昭男]
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…軌道(または軌条)や架線などの固定施設によって拘束され,決められた路線で運転される交通機関の総称。
【鉄道の経済的側面】
19世紀は〈鉄道の時代〉といわれる。…
※「架線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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