最新 地学事典 「ビラマニン鉱」の解説
ビラマニンこう
ビラマニン鉱
villamaninite
理想化学式(Cu, Ni, Fe)S2 CoやSeを含むこともある。黄鉄鉱族に属する鉱物で,FeS2-NiS2-CuS2系のうちCuS2成分が50%以上のものをいう。立方晶系,空間群Pa3,格子定数a0.5693nm,単位格子中4分子含む。鉄黒色,不透明で金属光沢のある六八面体結晶。放射状集合体を形成することもある。劈開{100}。双晶ラメラや累帯構造あり。脆弱。モース硬度4.5,ビッカース硬度VHN200440~520,比重4.5。反射顕微鏡下では赤紫味を帯びた灰白色,反射能25~30%,多色性なし,異方性微弱,内部反射なし。苦灰岩や海底噴気堆積物中に見いだされる。発見地スペインのVillamaninにちなみ命名。
執筆者:青木 義和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

