びんご畳表(読み)びんごたたみおもて

事典 日本の地域ブランド・名産品 「びんご畳表」の解説

びんご畳表[その他(工芸)]
びんごたたみおもて

中国地方、広島県の地域ブランド。
広島県福山市及び尾道市生産又は加工された畳表天文・弘治年間(1532年〜1558年)頃に、山南村(現・福山市)で水田にいぐさを栽培して引通表を織ったのが、広島でのびんご畳表の起源とされる。江戸時代には、藩主によって保護・奨励され発展した。現在では全国屈指の高品質な畳表の産地となっている。2008(平成20)年10月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5175003号。地域団体商標の権利者は、広島県藺製品商業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android