ピグミーマーモセット(読み)ぴぐみーまーもせっと(その他表記)pygmy marmoset

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピグミーマーモセット」の意味・わかりやすい解説

ピグミーマーモセット
ぴぐみーまーもせっと
pygmy marmoset
[学] Cebuella pygmaea

哺乳(ほにゅう)綱霊長目マーモセット科の動物。1属1種。最小真猿類として有名である。頭胴長13~14センチメートル。アマゾン川上流に分布林縁を好み、数頭の群れで生活する。群れは毎夜同じ木で眠り、行動域内の数本の木の樹液をおもな食物とするが、果実昆虫も食べる。

[西邨顕達]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「ピグミーマーモセット」の解説

ピグミーマーモセット
学名:Cebuella pygmaea

種名 / ピグミーマーモセット
科名 / マーモセット科
解説 / 最も小さな真猿類です。長くのびた下の前歯で木をかじり、樹液を食べます。ねむるときはみんなでかたまって木の上でねます。
体長 / 12~17cm/尾長17~23cm
体重 / 100~160g
食物 / 樹液、昆虫など
分布 / アマゾン川上流域の川辺林
絶滅危惧種 / ☆

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