ピシェット(読み)ぴしぇっと(その他表記)Henri Pichette

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピシェット」の意味・わかりやすい解説

ピシェット
ぴしぇっと
Henri Pichette
(1924―2000)

フランスの詩人シャトールーに生まれる。若くして第二次世界大戦に参戦したのち、核時代の世界の不正に対する告発を詩作品に込めた『非詩』Apoèmes(1946)を発表、俳優ジェラール・フィリップの演じる詩劇『公現祭』Les Épiphanies(1947)で注目され、続いて『ニュクレア』Nucléa(1950)を発表した。詩集『風力点』Le point vélique(1950)、『権利要求』Les revendications(1958)、『各人へのオードOdes à chacun(1961)などの作品で、激しい反逆と自由への希望を雄弁な叙事詩的語法で展開した。

[田中淳一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピシェット」の意味・わかりやすい解説

ピシェット
Pichette, Henri

[生]1924.1.26. シャトール
[没]2000.10.30. パリ
フランスの詩人,劇作家戯曲『顕現日』 Les Épiphanies (1947) ,『ニュクレア』 Nucléa (1952) ,詩集『反詩』 Apoëmes (1947) などがある。

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