ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オード」の意味・わかりやすい解説
オード
ode
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翻訳|ode
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頌歌(しょうか)、賦(ふ)。古代ギリシア文学においては、神殿を回る際、第1節は右回り、第2節は左回り、そして次は静止して歌う合唱隊の詩のことを意味し、これが詩型としてピンダロス風オードPindaric odeとなった。しかしこの形式はきわめて厳密な法則によるので、もっと自由な形のオードも多くの詩人たちによってつくられ、ギリシアのサッフォー、アナクレオン、ローマのホラティウスなどが優れた作品を書き、ホラティウス風オードHoratian odeといわれた。イギリスには、17世紀に紹介され、ドライデンの『アレキサンダーの饗宴(きょうえん)』に優れた例をみるが、さらに19世紀のロマン派の詩人たちによって愛用され、キーツの『ギリシア甕(よう)の賦』、シェリーの『西風の賦』などがある。
[船戸英夫]
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