改訂新版 世界大百科事典 「ピッツェッティ」の意味・わかりやすい解説 ピッツェッティIldebrando Pizzetti生没年:1880-1968 イタリアの作曲家。パルマ音楽院で作曲を,パルマ大学で音楽史を学ぶ。《ギリシアの音楽》(1914)を著し,古代ギリシア芸術を理想とし,新古典主義の立場をとりながら創作を行った。ダンヌンツィオによる劇詩《船》のための音楽,オペラ《フェドラ》,自らの台本によるオペラ《デボラとヤエーレ》はじめ,多くの舞台作品,合唱曲,歌曲で音楽と言葉の総合を目ざし独自の朗唱様式を生み出した。また《オイディプス王への三つの交響的前奏曲》などの管弦楽曲,合唱曲,歌曲,室内楽を残した。フィレンツェ音楽院などで教えた。執筆者:小場瀬 純子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by