ピリドキサール

デジタル大辞泉 「ピリドキサール」の意味・読み・例文・類語

ピリドキサール(pyridoxal)

ピリドキサル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ピリドキサール」の解説

ピリドキサール
ピリドキサール
pyridoxal

3-hydroxy-5-(hydroxymethyl)-2-methyl-4-pyridinecarboxaldehyde.C8H9NO3(167.16).動物,植物界に広く存在するビタミン B6一つ.ピリドキシンを過マンガン酸カリウムで酸化後オキシムとして精製し,これを亜硝酸ナトリウムで加水分解後塩酸塩として得られる.塩酸塩は白色の斜方晶.分解点173~174 ℃.λmax 318,390 nm(log ε 8.2,0.2,pH 7.0).水に易溶,エタノールに可溶,アセトンに難溶.水溶液は光,熱に対して不安定である.肝臓アルデヒドオキシダーゼにより4-ピリドキシン酸に酸化され,尿へ排泄される.[CAS 66-72-8][別用語参照]ビタミン B6

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ピリドキサール」の解説

ピリドキサール

 C8H9NO3 (mw167.16)(構造式ビタミンB6).

 ビタミンB6活性をもつ化合物の一つ.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のピリドキサールの言及

【ビタミン】より

…血清コレステロールを低下する作用も報告されているが,その機序は明らかでない。
[ビタミンB6
 水溶性ビタミンで,構造の密接に関連した三つの誘導体であるピリドキシンpyridoxine,ピリドキサールpyridoxal,ピリドキサミンpyridoxamineの総称である。この三つの誘導体は,酵素反応により相互に転換することができる。…

※「ピリドキサール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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