ファブレット(読み)ふぁぶれっと(英語表記)Phablet

デジタル大辞泉 「ファブレット」の意味・読み・例文・類語

ファブレット(phablet)

スマートホンsmartphone)とタブレットtablet)を合わせた造語》小型のタブレット型端末画面サイズは5~7インチ程度。端末片手両側から挟んで持てるくらいの大きさのものをさす。スマートホンとタブレット型端末の中間的な大きさの端末として位置づけられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「ファブレット」の解説

ファブレット

電話(Phone)とタブレット端末(Tablet)を合わせた造語。音声通話機能を搭載し、画面サイズが5インチを超え、7インチ未満のスマートフォンを、「ファブレット」と呼ぶことが多いが、明確な定義は存在しない。
2013年12月現在で、ファブレットに位置付けられるのは、サムソン社の「Galaxy Note 3(画面サイズ5.7インチ)」や、「Galaxy Mega(画面サイズ6.3インチ)」、ソニーモバイルコミュニケーションズ社の「Xperia Z Ultra(画面サイズ6.4インチ)」など。いずれもOS(基本ソフト)はAndroid。
13年秋以降に発売されたスマートフォンの画面サイズは、アップル社「iPhone5s」が4インチ、サムソン社「Galaxy S4」とソニーモバイルコミュニケーションズ社「Xperia Z1」が5インチ。また、小型のタブレットでは、アップル社「iPad mini」が7.9インチ、グーグル社の「Nexus7」が7インチである。ファブレットの画面サイズは、これらの中間に位置する。
大きな画面の方が、多く情報を閲覧でき、操作しやすいといった理由から、スマートフォンとは別にタブレットを持ち歩く人も少なくない。しかしながら、常時2台持ち歩くことや、それぞれ機器を充電する手間、2重の回線契約料金などに不満を感じる人も多い。ファブレットは、このようなユーザーニーズに応える製品といえる。

(横田一輝  ICTディレクター / 2013年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「ファブレット」の解説

ファブレット

英語でTablet(タブレット)のTを、Phone(電話)のPhに置き換えた造語で、画面が通常より大きなスマートフォン(おおよそ6型以上)や、電話機能を内蔵するタブレットなどを指す言葉です。
⇨タブレット

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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