家庭医学館 「ファロー四徴」の解説
ふぁろーしちょうしょう【ファロー四徴(症) Tetralogy of Fallot(TOF)】
肺動脈狭窄(きょうさく)、心室(しんしつ)中隔欠損(「心室中隔欠損(症)」)、大動脈の騎乗(きじょう)(大動脈が心室中隔欠損をまたぐ形になっていて、右心室(うしんしつ)の血液が大動脈に行きやすい)、右心室肥大(ひだい)(右心室の心筋が厚い)という4つの異常が同時におこっています(図「ファロー四徴」)。
[治療]
1歳前後で、心内修復術(最終手術)が行なわれます。
チアノーゼがある場合は、生後6か月以前に最終手術が行なわれることもあります。また、緊急処置として、体肺動脈短絡手術(先天性心疾患とはの「外科的治療」の体肺動脈短絡術)が行なわれることもあります。