ファーテル石(読み)ファーテルせき

最新 地学事典 「ファーテル石」の解説

ファーテルせき
ファーテル石

vaterite

化学組成Ca CO3方解石あられ石と多形。ファーテライトとも。六方晶系,空間群, 格子定数a0.7135nm, c0.8524, 単位格子中6分子を含む。人工物は六角板状・雪片状・球状,天然物は繊維状・板状。比重(人工)2.645。屈折率(人工)ω1.550, ε1.640~1.650, 一軸性正。熱水アラゴナイトまたは方解石に,また熱NaClで方解石に転移。乾燥空気中で安定だが,440℃で方解石に転移。人工的には過剰のK2CO3溶液に,5℃で0.1molのCaCl2溶液を徐々に加えて晶出させる。天然にはアイルランド北部Ballycraigyで産出。また北海道足寄あしよろ町シオワッカで温泉沈殿物として産出。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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