フィリップドタン(その他表記)Philippe de Taon(Thaün)

改訂新版 世界大百科事典 「フィリップドタン」の意味・わかりやすい解説

フィリップ・ド・タン
Philippe de Taon(Thaün)

12世紀前半のフランス,ノルマンディー地方の学僧生没年不詳。中世フランス語の教訓文学の最初の作品となった《動物誌》(1130以前)は冒頭が6音節,残りは8音節の韻文で書かれている。また8音節詩行による《宝石誌》もあるが,いずれもアリストテレス,ソリヌス以来のギリシアラテンの知識の断片にキリスト教的寓意による解釈を加えたものである。また当時の天文学の知識を示す《暦法》も残したが,これは移動祝日である復活祭を決定する知識が中世の学僧に必要だったからである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 松原

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む